サプリメントや医薬品で圧倒的な品目数を占めている剤型は「錠剤」です。

みなさんが普段飲まれている錠剤はどのようにして作られているかはご存知でしょうか?

今日はその錠剤の作り方について書いてみようと思います。

 

①.錠剤の元は粉。

これはある錠剤のサプリメントの原材料です。14種類の原料が使われています。これらは量こそ違いましが、全て粉状の原料です。

この原材料の製品はこれです。→≪毎日のつら~い悩みに≫→生み出すチカラの【タマゴサミン】!!

 

②.成分が均一になるようにしっかり混ぜなければなりません。

①であげた例では原材料が14種類でしたが、製品によってはもっと多かったり、配合量がすごく少ない原材料があったりします。それらの成分がしっかり均一になるように「混合機」という機械を使ってしっかり混ぜます。どんな混合機があるか少しご紹介します。

・ダブルコーン型混合機

名前の通り、ソフトクリームのコーンの形のものが2つくっついたような形をしています。これに粉を入れてグルグル回ることで粉が均一に混ぜられます。10分~15分くらい混ぜ続けます。我々は略して「ダブコン」と呼んでいます。

 

・V型混合機

これも見たまんまの名前です。形状がV型になっていて、これもグルグル回ります。我々は「Vコン」と呼びます。ダブコンより混ぜれる量は少なくなります。

 

 

③.錠剤製造のメイン工程。「打錠」!

②の混合でしっかり混ざった粉は打錠機(だじょうき)という機械でものすごい圧力をかけて固めたものが錠剤になります。外観はこんな感じです。

菊水製作所HPより

 

メインの部位を拡大するここんな感じです↓

畑鉄工所HPより

 

打錠の機構を解説するするために上の機構の展開図を示しました。

菊水製作所HPより

餅つきの際に使う道具を杵(きね)と臼(うす)といいますよね。打錠機にも杵と臼があります。杵にあたるのが上下1対になっている棒状の部品です。臼にあたるのが粉末が充填されている小さな部品です。臼に粉を入れて杵で上下から圧縮します。錠剤の大きさの面積に1tや2tというとてつもない圧力をかけます。この工程が回転しながら高速で連続的に行われます。早い機械だと1分間あたりに100回転するものもあり、目にもとまらぬ速さで錠剤が出来ていきます。

この動画がわかりやすいかなと思いました。→https://www.youtube.com/watch?v=P70mGETkVSo

 

④うまく打錠できない時も多々…

③の打錠工程でしっかり錠剤になればいいのですが、有効成分として配合する成分には非常に固まりにくいものもあります。①の原材料表示で赤く囲ったものは有効成分となる原材料です。青で囲ったものは賦形剤(ふけいざい)と呼ばれ、粉末を固めやすくする添加剤です。ものによっては賦形剤を添加しても固まらないものもあります。その際は「造粒(ぞうりゅう)」といって粉を顆粒にする工程を加えます。顆粒にすることによって劇的に錠剤にしやすくなります。こんな感じの粒の大きい粉にします。

一般の方は原材料を見ただけでは造粒工程が加わっているかわからないと思いますが、知識がある方は造粒の有無がわかってしまいます。①の製品では「グアーガム」が入っていて、固まりにくい「N-アセチルグルコサミン」が入っているので、造粒してるやろなーってのが推測できます。造粒についてはまた別の機会に詳しく書こうと思っています。

 

⑤コーティングする錠剤もあります。

素材によってはすごーく苦かったり、渋かったりするものをあり、コーティングしないと口に入れた際に苦みなどが口いっぱいに広がってしまいます…そこで錠剤にコーティングを施し、味を感じないようにします。サプリメントで使われるコーティング剤としてはセラックやイーストラップ(酵母細胞壁)、ツェイン(とうもろこしタンパク)、HPMC(ヒドロキシプロピルメチルセルロースと表記されることもあります)などがあります。これらの記載があればコーティングされている可能性が高く、コーティングが溶けるまで口の中で舐めていると変な味が出てくると思います(笑)ちなみに「○○エキス」や「○○抽出物」は独特な味があるものが多いです。

上にある製品の原材料を載せました。赤枠で「HPMC」があり、HPMCコーティングする際によく使われる「グリセリン」や「着色料」も使われていますので、コーティングしていることはほぼ間違いありません。また造粒工程も入っていると思います。コーティングしているのはマカやヒハツエキスなど独特の味の原料が含まれていますので、それらの味を感じなくするのと、着色コーティングで赤い錠剤にしています。かなり毒々しい赤色をしています。

錠剤の外観は公式ページで見れます。→【レッドドラゴン】公式販売ページ

 

以上、いかがでしたでしょうか?少しでも錠剤にことを理解していただければ幸いです。


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